東部戦線を丸ごと再現した巨大な兵棋戦略
Gary Grigsby's War in the East 2は、第二次世界大戦の東部戦線を扱う兵棋ゲームの総改訂版です。1941年のバルバロサ作戦から1945年のベルリン陥落まで、独ソ両軍がそれぞれ数百万の兵を動かした総力戦を、ヘックスマップ上でターン制で再現します。マップはロストフからレニングラードまで106ヘックスの正面を持ち、地形と道路の質が移動・戦闘・補給に与える影響が細かく効いてきます。自陣内では道路の良い地域を素早く移動できる行政移動や、都市・港ヘックスへの追加部隊の積み重ねなども扱えます。
シナリオの選び方とゲームの進め方
プレイできるのは、短いチュートリアルである「ヴェリキー・ルキの戦い」から、4か月の「西南方面軍の崩壊」、そして東部戦線全体を貫く1941〜1945年のグランドキャンペーンまで、オペレーショナルシナリオ7種とフルマップキャンペーン3種です。フルマップキャンペーンは「1941-45キャンペーン」「スターリングラードからベルリンへ」「ビストゥーラからベルリンへ」の3つで、期間の短いシナリオから手を付けると全体の流れがつかみやすくなります。
地面の戦いに加えて、空と補給が勝敗を分けます。空戦は高度な「Advanced Air Mode」で全空戦を細かく指揮する方法と、航空群をマップ上で動かして地面の戦いに集中できる「Air Operational Group」モードがあり、AIのエアアシストに任せる事もできます。補給は高度なシステムで、前線の部隊が消耗を回復するための休息や、戦闘準備ポイントの蓄積が攻勢の成否に直結します。連続で戦闘を続ける部隊は消耗し、そのhexで激戦が起これば通過にも時間がかかる仕組みです。天候はhexごとに変化し、季節の移り変わりが前線を左右します。
友達と一緒に遊ぶ前に知っておきたいこと
Steamの機能ではRemote Play Togetherに対応しており、手元にゲームがない友達でも一緒に画面を見ながら進められます。ゲームのタグにはSingleplayerとMultiplayerの両方が含まれており、AIを相手にじっくり回すことも、対戦でぶつかることもできます。AIは2by3 Gamesがこの作品のために作り直しており、防御面の性能が特に強化されています。
操作は2Dのトップダウン表示で、マップ上には単線・複線の鉄道網と歴史的な道路網が描かれ、オフマップのシアターボックスで北アフリカやイタリアなど他戦線の状況や、遊撃戦・駐屯要件といったイベントも管理します。ゲーム内には東部戦線の兵器と部隊を解説する百科事典が組み込まれていますが、システムの全体像は包括的なマニュアルで確認できます。まず短いシナリオで移動・戦闘・空・補給の回し方を覚え、そのうえでフルマップキャンペーンに取り組むのが現実的です。