Dungeon of the ENDLESSでは、最大3人の友達と一緒に、破壊された異星の施設を探索します。全員に共通する脱出方法はひとつ。脱出ポッドのクリスタルを、各フロアのエレベーターまで運びます。部屋をひとつずつ開けて進むローグライクに、タワーディフェンスとリアルタイムのヒーロー操作を組み合わせたゲームです。扉を開けると、資源や装備、新たな仲間、あるいはモンスターが見つかります。次に、どの部屋へ電力を送るか、ヒーローをどこで守らせるかを決めます。別のチームと競争したり、スコアを奪い合ったりするのではなく、全員で同じクリスタルを上へ運び、ダンジョンに破壊されるのを防ぎます。
探索は少人数のクルーと、クリスタルの周囲にある電力の通った部屋から始まります。フロア全体を最初から見渡すことはできません。閉じた扉の先には、役立つ部屋があるかもしれませんし、敵を解き放つこともあります。扉を開けるたびにフロアの状況も進みます。資源モジュールが生産を行い、キャラクターが新たな物資を利用できるようになり、未知の分岐がマップに加わります。今が静かだからといって、次の扉の向こうも安全とは限りません。
扉を開くたびにマップと資源が変わる
クリスタルは守るべき目標であり、部屋に電力を送る資源Dustの供給源でもあります。明かりのある部屋にはモンスターが出現せず、クルーが安全に移動でき、その部屋のモジュール用スロットも使えます。ただしDustには限りがあるため、マップ全体を明るく保つことはできません。ある分岐へ電力を送ると、別の部屋は暗いままになります。そこが敵の新たな出現場所になることもあります。こうしてフロアは選択の連続になります。電力を通した通路は防衛線を支え、暗い近道は出口までの道のためにDustを節約できます。
ほかに3種類の資源があり、扉を開けることに長期的な意味をもたせます。食料はヒーローを回復・レベルアップさせ、新たな仲間の採用にも使えます。工業資源はタレットや資源ジェネレーターなどのモジュールに必要です。科学資源を使えば、設備の性能を高める研究ができます。主要モジュールは扉を開けたときに資源を生産し、副次モジュールは防衛や支援を行って、次の敵の波がクリスタルへ届くのを防ぎます。部屋によって使えるスロットの数は異なり、モジュールは電力の通った部屋でしか動きません。電力のない部屋にタレットを並べても、長持ちしない飾りにすぎません。
扉はマップであると同時に、ゲームの時計でもあります。戦術マップを確認してヒーローを配置し直すことはできますが、探索していない場所が多いほど、背後に暗闇が残ります。そこにモンスターが現れ、クリスタルやモジュール、孤立したヒーローへ向かうことがあります。イベントによって部屋の状態やクルーに必要な対応が変わることもあります。宝箱や商人から手に入る武器と防具は、ヒーローの能力値やスキルを変えます。あるキャラクター向けの装備が、別のキャラクターにも合うとは限りません。新しい部屋は作戦を強化することもあれば、維持のために資源を使わせることもあります。
エレベーターを見つけても、フロアの半分を終えたにすぎません。脱出するには、ヒーローのひとりがクリスタルを拾い、エレベーターまで運ぶ必要があります。運んでいる間は戦えず、脱出中には電力のない部屋から敵が押し寄せます。ほかのメンバーは道を切り開き、運び手を守り、クリスタルが壊されないようにしなければなりません。遠くの部屋にDustを使っていると、最後に暗い道を長く進むことになります。探索していない場所を多く残すと、進路を決める前に敵の波が襲ってくるかもしれません。クリスタルをエレベーターまで運べば、生き残ったヒーローが次のフロアへ進みますが、状況はさらに読みにくくなり、たいてい危険も増します。
4人、4人のヒーロー、ひとつの脱出
オンライン協力プレイは2~4人に対応し、遠征全体で操作できるヒーローは最大4人です。各プレイヤーは1人または複数のキャラクターを操作できるため、少人数でもクルー全体を管理できます。プレイヤーごとにタンク、ヒーラー、建築担当といった固定のクラスが割り当てられるわけではありません。各ヒーローの能力値、アクティブ・パッシブスキル、装備によって役割が変わります。モジュールを修理できるキャラクター、戦闘が得意なキャラクター、移動や生存を助ける能力を持つキャラクターがいます。キャラクターはプレイヤー間で受け渡せるので、遠征の途中で操作する人を交代できます。
目標とマップは共有しますが、資源がすべてひとつの共通財布に入るわけではありません。クリスタル、Dust、部屋への電力、設置したモジュールは遠征全体のものです。食料、工業資源、科学資源はプレイヤーごとに管理され、生産分はパーティ内で分けられますが、物資の交換もできます。マルチプレイでは研究結果が共有されます。インベントリも共有ですが、フロア間で取っておくアイテム用の個人バックパックがあります。それぞれが支出や装備を判断しつつ、ひとつのルートと脱出に結果が返ってきます。
同じ部屋にいなくても、協力していることがはっきり見えます。ひとりが電力の通ったエリアを守る間に、別のヒーローが扉を開けられます。破損したモジュールを修理すれば、別のプレイヤーが出口へ向かう時間を稼げます。しかし、それぞれが別のミッションを進めるゲームではありません。勝敗は全員で共有します。クリスタルをエレベーターまで運ぶ必要があり、クリスタルを失うか全員のヒーローが倒れると遠征は終了します。協力キャンペーンに対人戦のモードが混ざることはありません。
マルチプレイ中はゲームが止まりません。ポーズは使えず、ヒーローとモンスターが動く中でルートや資源を判断します。ゲーム内チャットもありますが、長い探索では細かな選択が次々に出てきます。資源を求めてもうひとつ扉を開けるか、安全な道のためにDustを残すか、工業資源をタレットに使うか、新しい仲間のために食料を取っておくか。フロアの状況に合わせて作戦を話し合いたい人たちには合うテンポです。いつでも中断したい、ゆったりしたボードゲームのような進行を求めるグループには窮屈に感じられるでしょう。
ホストが管理するロビーと共有セーブ
PC版は同じ画面を囲むプレイではなく、オンラインセッションを前提にしています。ホストは招待制の非公開ロビーを作成したり、フレンド限定にしたり、一般公開したりできます。Steamのフレンド招待にも対応しています。ホストが遠征を開始し、セーブを管理します。中断する場合は、戦略フェーズ中に保存して終了できます。セーブデータは全員に配布され、前回の参加者のひとりがマルチプレイメニューからロードして新しいホストになれます。フロアごとのオートセーブがあるため、クラッシュや接続切れの後も、ホストは現在のフロアの最初から再開できます。これはゲームを止めずに引き継ぐ仕組みではなく、保存してから再びホストする手順です。
WindowsとmacOSのプレイヤーは同じマルチプレイセッションに参加できます。コントローラー対応は一部に限られます。ヒーローの移動、扉の開閉、モジュール管理、戦術マップの確認にはマウスとキーボードが確実な操作方法です。複数のキャラクターが別々の部屋を進み、資源バーやモジュールの操作パネルも表示されるため、操作方法は重要です。グループで確認しておきたいのは、WindowsかmacOSでプレイできることと、マウスとキーボードを使えることです。
グループの上限は4人のヒーローで、プレイヤーごとに4人ではありません。2人なら各自が複数のキャラクターを操作できますが、4人ではひとりが受け持つクルーが少なくなります。公開ロビーにはフレンド以外のプレイヤーが参加する場合もあります。それでも中心となるのは共有キャンペーンです。資源を交換し、ヒーローを渡し合い、変化するひとつのマップに全員で対応します。
新しいフロア、新しい船、続く緊張
部屋が手続き型で配置されるため、探索のたびに進路が変わります。宝箱、資源の鉱脈、商人、仲間にできるヒーロー、危険、敵との遭遇によって各フロアの内容が変化します。部屋の配置によって、クリスタルとエレベーターの間にどれだけ選択肢があるかも変わります。遠征に使う船もルールや資源に影響します。船やヒーローをアンロックすると、異なる初期条件や能力が使えるようになります。ゲーム内アルバムでは、キャラクターや生物、そして施設を取り巻く古代文明についても知ることができます。
この変化があるため、失敗の後にも再挑戦する理由が生まれます。別の船を選べば序盤の経済が変わり、新たなヒーローで修理や戦闘、便利なスキルの担当が変わるかもしれません。フロアの形が違えば、次に開ける扉も新しい賭けになります。成長は、すべての挑戦を通じてレベルを引き継ぐというより、ヒーローや初期条件を解放して覚えていく形です。失敗するとルートの最初からやり直しですが、クリスタルを持って脱出できたときの達成感につながります。
舞台には、囚人の生き残り、失われた異星文明、そしてクリーチャーがうろつく故障した施設が登場します。ピクセルアートの部屋は、金属の通路や古い機械から、より異質な環境へと変化します。暗闇は見た目の演出だけではありません。ルートを隠し、モンスターが出現する場所にもなります。キャラクターのポートレートや短いエピソードが、資源管理が厳しくなる探索に、乾いた、ときには妙な雰囲気を加えます。音楽、明かり、表示されたマップによって状況は把握できますが、次の扉で何が起こるかはわかりません。
ローグライクらしい危険のある戦術的な脱出
面白さとストレスは同じループから生まれます。新しい部屋で資源を見つけ、Dustで電力を送り、モジュールを置いて安全性や生産性を高め、装備でヒーローの防衛力を上げます。協力プレイではプレイヤー間の交換が役立ち、判断の結果はチーム全体に影響します。脱出フェーズになると、築いたマップが全員で生き延びるべきルートへと変わります。
ランダム要素によって、探索ごとの難度に差が出ることもあります。必要なときに貴重な仲間や資源が見つかる場合もあれば、不運な扉や遠い出口で苦しいフロアになることもあります。資源と部屋のルールに慣れるまでは手ごわく、初めて使うヒーローの強みがすぐにはわからないこともあります。手続き型のマップや船の違いは新鮮さを加えますが、扉を開け、部屋に電力を送り、モジュールを設置し、クリスタルを運ぶ基本の流れは変わりません。次の挑戦でうまく活用できる仕組みを覚えるのが好きな人もいれば、主な仕掛けを見た後は繰り返しのフロア構成や限られた変化に物足りなさを感じる人もいます。
Dungeon of the ENDLESSは、各プレイヤーがヒーローを操作しながら、チーム全体でひとつの脱出を目指す協力型ストラテジーを求めるグループに向いています。クリスタルと電力の通ったマップは共有しつつ、資源の管理や装備、ランダム生成のダンジョンでの移動はそれぞれ判断します。ヒーローを生存させるだけでなく、次の扉を開ける前にどこまで危険を受け入れるかも、全員で決める必要があります。