旧世代の速度感をそのまま持ち出したFPS

BRAZILIAN DRUG DEALER BEFORE 4は、ブラジル製ブーマーシューターの独立続編で、ID TECH 2エンジンを使って作られています。前作ではファヴェーラに地獄のポータルを開いてしまい、MIT AIA、MACKIE JACKIE、そしてバンドのMAMADASを救出して天界でパーティーを楽しんだはずが、MAMADASがRONALDO MCDALESTにさらわれてしまった、という流れから始まります。残ったデーモンを片付けながら、リオデジャネイロ、サンパウロ、サルヴァドール、地獄、天界までを巡る全18ステージのキャンペーンが用意されています。

操作の基本はシュート、ジャンプ、ダブルジャンプ、ダッシュ。クエイク由来の機動力を活かして、死体やデーモン、憑依されたブラジル人たちの執拗な攻撃をかわしながら戦います。武器も変則的で、ベルンバウ、ココナッツと紙幣を撃ち出す公衆電話、紙飛行機ガンに加えて、新しくフェイジョアのボウルとスリングショット、チマラオのフラムスローが登場。敵側も、武装デーモンやゾンビ、ブラジルのトラックピエロ、憑依された歌手に、バイクに乗った二人組、怒ったテレビのネズミ、サッカーチームのマスコットと、とにかく多彩です。パステルとサトウキビジュースを拾うと回復します。

フレンドと遊ぶためのモード構成

キャンペーンの全マップで協力プレイが可能なので、友達を招待して同じステージを進められます。対戦に振るなら、デスマッチ向けの6マップがあり、さらにゾンビの群れを押し返すホードモード「MORE COMING」の7マップも入っています。ホードモードは、次々に押し寄せるゾンビを相手にしながら生き延びる内容です。

マルチプレイはSteamworks経由で、フレンドを招待して参加する形になります。ポートフォワーディングの設定は不要です。ただし、こちらはベータテスト段階で、現時点ではかなり不安定と明記されているので、対戦を主目的にする場合はその点を踏まえておいたほうがいいでしょう。

開始前に知っておきたいこと

各レベルには隠しエリアが多数あり、ロケットジャンプやダブルジャンプを前提に組まれた場所もあります。通常の攻略だけでなく、移動手段を変えて再プレイすると専用のシークレットに届く作りです。また、コンテンツは毎月追加され続ける予定とのことなので、プレイのたびに中身が変わっている可能性があります。

雰囲気としては90年代の旧式FPSそのもので、ブラジルの2000年代のMODやブートレッグゲーム、ブラジル音楽へのオマージュが全体に散りばめられています。ブラックユーモアや風刺、サurrealな演出が強い作品なので、真面目な軍事シミュレーション的な味わいは求めていないほうがいいでしょう。ジャンプやダッシュを駆使して常に動くことが基本になるので、立ち止まって撃つタイプのシューティングとはテンポが違います。

スクリーンショット

タグ