レーシングシミュレーターとしてのAssetto Corsa
Assetto Corsa は、Kunos Simulazioni が開発したレーシングシミュレーターです。DirectX 11 のグラフィックスエンジンで動的ライティングや実車に近い素材感を再現し、物理エンジンはタイヤのフラットスポット、グリーニングやバースティングを含む熱サイクル、テレメトリ入力でリアルタイム制御される可動エアロパーツ、KERS やエネルギー回収を含むハイブリッド系統までを扱います。開発拠点は Vallelunga 国際サーキットのすぐ内側にあり、実際のドライバーやレーシングチームとの協力のもとで作り込まれています。
コースはレーザースキャンで作られた高い精度が特徴で、Monza、Silverstone、Imola、Mugello、Spa、Brands Hatch などのほか、1961 年まで高速オーバルでレースが行われた Sopraelevata を再現した歴史版 Monza も含まれます。車両は Abarth、Audi、BMW、Classic Team Lotus、Ferrari、KTM、Lamborghini、Lotus、McLaren、Mercedes、Pagani、Porsche、Tatuus など、メーカー公式協力により制作された車体を多数収録。量産車からスーパーカー、GT3 やエンデュランス、クラシック F1、オープンホイールまで幅広く走らせられます。
グループで楽しむやり方
マルチプレイヤーとオンライン対戦に対応しているため、同じセッションで一緒に走れます。クイックレースやカスタムチャンピオンシップ、フリープラクティス・予選・本戦で構成されるレースウィークエンドなど、用意されているモードがそのままグループ遊びの土台になります。ドラッグレースやドリフトチャレンジ、ホットラップ、タイムアタック、AI とのレース、キャリアモードも選べるため、総合順位を争う日も、タイムを削るだけの日も作れます。Steam のリーダーボードや実績もあるので、コースを離れても記録の比較ができます。
デバイスはキーボード、ゲームパッド、ジョイスティック、ステアリングホイールやプロ機器、各種モーションシステムに対応。VR は Oculus と OpenVR/VIVE、さらに三重モニター、Track IR、3D VISION にも対応しています。マルチプレイ時に誰がどの設定で走るかで差が出やすいので、 Assist プロファイルを揃えておくと比較しやすくなります。
始める前に知っておきたいこと
ドライビングアシストには gamer、racer、pro、そして完全カスタマイズ可能なプロファイルの 4 種類があり、シミュレーションにどれだけ足を突っ込むかを選ぶことができます。セッティング調整とテレメトリのデータ分析も用意されているので、走りの傾向を数値で確認しながら詰めていけます。タイムオブデイは緯度経度と太陽曲線から実時刻で太陽位置を計算するため、実際のコースと同じ光の条件を作れます。また走行のたびにコース面へタイヤのゴムが堆積する動的シミュレーションも入っており、周を重ねるほど路面は変わっていきます。
Modding とカスタマイズに厚みがあり、開発で自社が使ったのと同じ編集ツールで車体やコースを作り、共有できます。Black Cat County や Highlands のような架空コース、Drag strip、Drift Track、Trento - Bondone のヒルクライムなど、用途の違うレイアウトが並ぶのも確認しておきたい点です。基本となるのは走りそのもので、チャレンジやイベントはその土台の上に組まれています。