VHOLUMEとは
VHOLUMEは、崩壊しきった巨大都市を舞台にした一人称視点のパークアドベンチャーです。極端に無機質なブルータリズム建築が延々と続く街を、ロバートという男が歩き回ります。彼の目的は大した話ではなく、家族の配給切符を取り戻すための書類仕事。ところがこの国を支配する「省庁」の元では、そんな些細な用事が永遠に終わらない遠征になります。プレイヤーはその足なぞをそのまま操作することになり、退屈な官僚制度の内部を走り抜けていくことになります。世界観はどこか憂鬱で、都市全体が巨大な迷路のように設計されているのが特徴です。
遊び方の中心は移動そのもの
このゲームの核は走る、跳ぶ、登る、滑るという動作の自由度です。操作はシンプルに見えますが、動きをつなぎ合わせることで多くのことを実現できます。慣性を上手く扱えば加速を保ったまま次の障害へ移れ、壁や構造物を登り切れば予定されていないルートが見つかります。段差やレール、傾斜のある地形をどう使うかで、同じ場所でも通る道が変わります。
環境自体が機敏さと発想の両方を試してきます。ただ走り抜けば届かない場所が多数あり、道具でもない単純な物理構造をどう読み解くかが鍵になります。熟練すれば壁抜けに近い shortcut を見つけたり、ルートそのものを迂回したりできるようになっていきます。そうして一度の走りが「どれだけ速く、どれだけ上手く」を求めるタイムアタックに変わり、同じコースでも次の改善点を探し続けたくなる設計になっています。
フレンドと遊ぶときの注意
マルチプレイでは友達と一緒に各レベルを体験できます。単に並んで走るだけでなく、走った軌跡を記録して他のプレイヤーが見えるゴーストとして表示する仕組みがあります。自分のゴーストを共有したり、他人のゴーストを見て新しい走り方を学んだりでき、同じレベルでも通し方が無数にあることを実感できます。誰かのクリアを見て初めて気づくルートは、このゲームならではの発見です。
さらにSteamワークショップに対応しており、コミュニティが作ったレベルを遊ぶことも、自分でレベルを作ることもできます。気に入ったコースが見つかったら、そのままグループで集まって走り込み、ゴースト同士で張り合える構造になっています。事前に知っておくべき難しさとしては、第一人称でのジャンプとタイミング感覚が肝になる点です。最初はとにかく転倒を減らすことから始め、慣れたら慣性を活かした速い回り方を追求していく流れになります。