Beat Hazardは、音楽が戦闘に影響するツインスティック型の宇宙シューティングです。小さな宇宙船を操縦し、狙いを定めて敵機や小惑星を撃破しながら、強化アイテムを集めます。選んだ曲に合わせて画面の光や武器の威力が変化します。基本ゲームでは、同じPCで2人のローカル協力プレイができるほか、ローカル対戦も可能です。離れた場所にいる友人と遊ぶなら、追加DLCのBeat Hazard Ultraで2人用のオンライン協力・対戦モードが加わります。Remote Play Togetherを使えば、ローカルプレイを離れた友人にストリーミングできます。
曲の盛り上がりが戦闘を変える
操作はツインスティック型です。一方の入力で船を動かし、もう一方で狙って撃ちます。戦場はひとつの宇宙空間で、敵機はさまざまな方向から接近し、小惑星が進路を横切り、大型ボスが画面の大部分を占めます。衝突や敵弾を避けながら、動く敵に攻撃を当てていきます。物語を追うキャンペーンはなく、選んだ曲とモードが1回のプレイの内容や長さを決めます。
音楽は単なるBGMではありませんが、画面上の音符に合わせてボタンを押すリズムゲームでもありません。音声の解析結果が武器の威力と視覚効果の強さに反映されます。音量が大きく音の密度が高い部分では、静かな画面がビームや爆発、アイテムの光る嵐へ変わることもあります。穏やかな部分では戦闘に一息つける間が生まれ、曲が盛り上がると再び激しくなります。見え方やアリーナで過ごす時間は、曲の勢い、音量の変化、長さによって異なります。短い曲ならアーケードの1ステージのように遊べますが、Survivalではアルバム全体が長い耐久戦になります。
曲が盛り上がると船の攻撃力も高まります。アイテムを拾えば火力を上げられ、Beat Hazardを象徴する武器はチャージ後に広範囲を攻撃します。敵が集まれば、何もない空間もすぐに安全ではなくなります。音楽と背景が変化する中で移動し、狙いを定め、次のアイテムを探します。画面に表示される音符のタイミングに合わせて操作する必要はありません。一般的な音楽ゲームを期待すると、中心にあるのはシューティングだと感じるでしょう。
ビジュアルは意図的に派手です。ネオンカラー、粒子の軌跡、大きな爆発、脈打つ背景が画面を埋めます。曲ごとに違った雰囲気を楽しめますが、音楽や難易度が上がるほど効果が重なり、自機や迫りくる弾を見失うこともあります。このアーケード風の光景を好む人もいれば、疲れたり船を追いにくく感じたりする人もいます。Ultraでは視覚効果の強さを50~200%に調整できます。効果を弱められますが、完全には消せません。同じ画面を共有するため、この設定は一緒に遊ぶ相手にも影響します。
2隻の船でひとつの曲に挑む
ローカル協力プレイでは同じ画面を共有し、同じ敵の波に一緒に立ち向かいます。それぞれが船を操縦するので、攻撃の手数も増えます。敵やボスは2人共通の目標で、個別の協力ミッションを進めるのではなく、選んだ曲が終わるまで生き残ることが目的です。アリーナを動き回り、接近する集団を撃ち、強化アイテムを拾いながら曲の終わりまで持ちこたえる。ボスが現れると、その攻撃と周囲の敵の両方に対処することになります。
基本ゲームにはローカル対戦もあります。同じアーケード空間で共通の生存目標を目指すのではなく、互いの結果を比べるモードです。Steamのリーダーボードはスコア争いを広げますが、リアルタイムのオンライン協力プレイとは別です。離れた友人と遊ぶ場合、この違いは重要です。基本ゲームで直接一緒に遊べるのはローカルのみで、Ultraが2人用のオンライン協力・対戦を追加します。Steam Remote Play Togetherでもローカルセッションを配信できますが、Ultraの内蔵ネットワークモードとは別の仕組みです。
ローカルモードでは1台のPCと共有画面を使います。本作はコントローラーに対応しており、キーボードとマウスも使えます。ただし、2人のローカルプレイヤーに入力機器がどう割り当てられるかは明確ではありません。友人を誘う前に設定を確認してください。基本ゲームでは2人とも同じPCで遊び、Ultraでは2人用のオンライン協力プレイが加わります。
Ultraのオンラインプレイでは、音楽ライブラリも関係します。DLCは両方のプレイヤーが利用できる曲を確認し、共通の曲を使ってセッションを進めます。両方のライブラリに共通する曲がない場合は、ゲーム内に用意された限られた曲を使えます。最初に遊べるよう、ゲームには専用アルバムも収録されています。SteamにはMP3、WAV、AIFF、OGG、MWA、FLACなどの対応形式とインターネットラジオも記載されています。特定の音源を使う予定なら、事前にゲームで利用できるか確認しましょう。
その夜に合う遊び方を選ぶ
標準モードでは1曲ずつプレイします。曲と難易度を選び、高スコアを目指して最後まで進みます。短い曲なら手早く遊べ、長い曲なら戦闘の変化をじっくり楽しめるため、ラウンドごとにテンポを変えられます。曲ごとにエネルギーの変化が違うので、曲を替えると激しい銃撃や明るい効果が現れる頻度も変わります。基本の操作は同じでも、音楽コレクションがさまざまなステージの代わりになります。
Survivalではアルバムの曲をつなげて長い耐久戦に挑みます。1曲ごとにメニューへ戻るのではなく、プレイリストをどこまで進めるかを試します。次の曲にはまた違った静かな部分や盛り上がりがあります。曲選びが重要で、変化に富んだエネルギッシュなアルバムなら異なるアリーナを次々に進むように感じられますが、静かな曲が続くと戦闘も落ち着きます。アルバム全体を遊ぶ時間がなければ、1曲だけのモードに戻れます。
Chill Outは、音楽に合わせたビジュアルや船の動きを、より気軽に楽しめるモードです。基本ゲームにも難易度調整があり、高いランクでは難しい選択肢が解放されます。速くて音量の大きい曲だけでも画面は騒がしくなるため、難易度を上げるとさらに手応えが増します。Ultraにはボスが連続して現れるBoss Rushがあり、新たな敵、武器、強化、曲も追加されます。Boss Rushは通常の敵の波を大きなボス戦の連続に変え、新しい武器は攻撃を一掃したり弾いたりする別の手段を加えます。
Ultraのパークシステムが成長要素を追加します。プレイ中にゲーム内通貨を稼ぎ、武器や装備を強化できます。ランクを上げるとパークが解放され、繰り返し遊ぶことで選択肢や高難易度のモードが増えます。この成長要素はUltraのDLCに含まれ、追加武器や強化は基本ゲームにはありません。基本ゲームの流れはもっとシンプルです。曲を選び、敵の波やボスと戦い、強化アイテムを集めて、次の曲やモードを始めます。
また遊びたくなる点、そうでない点
最大の変化を生むのは自分で選ぶ音楽です。新しい曲はプレイ時間や激しさを変え、ローカルにたくさんの曲があれば、試せる組み合わせも増えます。スコア、ランク、実績、Steamのリーダーボード、難易度調整も、同じ曲に再挑戦したり上の難易度に進んだりする理由になります。Ultraには解放できるパークもあります。協力プレイでは一緒にスコアを狙い、対戦では同じ画面で結果を比べられます。
ただし、変化の土台は意図的にシンプルです。基本となるのは、ひとつの画面で移動し、狙い、撃ち、避けること。新しい曲が変えるのは、基本の目的よりもテンポです。当時のレビューでは、オリジナル版の敵やモードの種類が限られているという指摘もありました。Ultraで敵やボス、モードは増えますが、ミッション制のキャンペーンになるわけではありません。仲間ごとに異なる役割を持ちたい、長い物語を進めたい、協力目標がたくさん欲しいというグループには、スコアアタック中心のコンパクトなシューティングです。
どんな音楽を使うかも、グループとの相性を左右します。ローカル協力プレイではホスト側のPCから曲を選びます。Ultraのネイティブオンライン協力では、ゲーム内の曲を使わない場合、両方のライブラリに同じ曲があることが条件になる場合があります。自分たちの音楽を持ち込み、シンプルなアーケードの流れを繰り返すのが好きなグループに向いています。一方、対応する音声ファイルがない場合や、追加コンテンツを買わずにオンラインで遊びたい場合には不便かもしれません。付属アルバムは導入用ですが、個人のライブラリに比べると小規模です。
同じ部屋にいる2人なら、基本ゲームは知っている曲をすぐに一緒の宇宙戦へ変えてくれます。片側から敵機が迫るなか、2隻でボスを撃ち、曲の盛り上がりとともに2人を囲む画面が光り始める。ネオンの洪水も楽しさの一部なら、Beat Hazardは勢いのある体験です。画面を見やすくしたい、もっとモードの幅が欲しいという場合は、Ultraの強度設定を確認し、追加モードがグループにとって価値あるものか考えてみてください。