ゼロ重力のバナナを操るシミュレーション

International Space Banana は、バナナになった自分が宇宙船の中でどうにか進んでいくカジュアルなインディーゲームです。重力がない空間で体を回転させ、跳ね、しがみつきながら進みます。操作はあくまで不器用に作られており、思い通りに動かないことが前提になっています。宇宙船は宇宙ゴミであふれており、その中を進むこと自体が手ごわな課題になります。あわただしく動くたびに体がぶつかり、勢いに乗って予期しない方向へ飛ばされる、という体験が繰り返されます。

会話と存在の問いが寄り添う進行

進むだけのゲームではありません。進行に合わせてコメントが流れ、バナナである自分についての存在的な問いかけが聞こえてきます。なぜバナナになったのか、元は何だったのか、他の果物でなくてよかったのかといった話題が、操作の手こずりと並走します。キャプテンズログでは、ゼロ重力でバナナらしく回転し、体を引っ掛けて移動できる自分をしみじみと語り、「バナナの束の中で一番のバナナ」と高揚するものの、誰もいないことに気づく、という一連の独白が残されています。気分を盛り上げるコメントと、ふと冷める瞬間が交互に来ます。

リモートプレイでの遊び方

Steam の Remote Play Together に対応しているため、友人と一緒に画面を共有して遊べます。バナナを操作する難しさと、その様子を眺める面白さを分け合える形です。誰かが予期しない方向へ回転して宇宙ゴミにぶつかるのを眺めたり、コメントに付き合わされながら手こずる様子を見合ったりできます。同じ画面を追う前提なので、交代しながら遊ぶのも自然に収まります。

始める前に知っておくこと

難易度は高く、意図的に扱いにくい操作になっています。失敗と怒りが前提の設計で、「宇宙ではあなたの怒りは聞こえない」というのがこのゲームの流儀です。カートゥーン調でカラフルな見た目とは裏腹に、手こずる度合いは本物です。難しく、おかしく、少しひねくれた雰囲気を気に入るかどうかが、始め時の判断材料になります。バナナが嫌いでも、バナナが好きでも、あるいは自分自身がバナナでも、同じように手こずることになります。

スクリーンショット

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