大きな盤面と小さな盤面の二層構造
Ultimate Tic-Tac-Toe は、3×3 のマスのさらに中に 3×3 の小さな盤面が入った構造で、通常の三目並べに戦略の層を足したものです。自分の駒を置いた小さな盤面内の位置が、次に相手が着手する場所を決めます。つまり、相手をどこへ誘導するかを自分で選べるため、単に三目を作ることより、次の手の行き先を設計するほうが重要になります。小さな盤面で三目並べが成立するとその盤面自体を獲得し、小さな盤面を三つ並べると試合の勝利です。小さな盤面が引き分けになった場合は、X にも O にもカウントされません。相手にすでに終了済みや引き分けの盤面へ送られた場合は、好きな場所に置けるようになります。その反面、終了済みの盤面へ相手を送ると相手も自由に動けることになるので、送り先の選択自体が勝負になります。
盤面を捨てて勝つという考え方
すぐ勝てそうな小さな盤面でも、その手で相手を有利な位置へ送ってしまうなら、あえて取らない判断もあります。小盤面を一つ譲ってでも、別の三列を完成させて試合全体を取る、といった割り切りが通る設計です。この「局所の勝利と全体の勝利のトレードオフ」が本作の核になります。さらに Forget 系のモードでは、同じプレイヤーが一つの盤面で 4 手目を置いた時点で最も古い駒が消えるため、置いた駒が永続しない前提で組み立てることになります。引け分けの盤面が存在しなくなるのも特徴で、盤面の帰趨が最後まで流動的です。モードは classic、classic forget、ultimate、ultimate forget、ultimate forget total の 5 種類があり、基本ルールと Forget の組み合わせで難易度や展開を変えられます。
プレイ方法と対戦前の準備
対戦形式は、1 人で AI と戦うシングルプレイ、同じ PC を交代で使うホットシート、LAN または Steam 経由のマルチプレイがあります。Remote Play Together にも対応しているため、遠くの友人と一緒に盤面を囲む形も選べます。先手は X で、最初の一手は盤面のどこにでも置けます。先手側は O を選んで相手に最初の一手を譲ることもできます。最初の一手の利点は通常の三目並べほどは大きくなく、やはり戦略が必要です。
AI の難易度は 3 段階です。Easy は、他の小盤面を取れる状態でも、あなたが動きにくい盤面へ送ることを優先します。Medium は小盤面の獲得を常に狙います。Hard は、次の手であなたに利を渡さない場合のみ小盤面を取り、勝つことと優位を渡さないもののバランスを取ります。Hard にはランダム要素が入るため、同じ対戦が繰り返されにくくなっています。ランクは実力が近い相手と当たる仕組みで、リーダーボードと実績も用意されています。始める前に、どのモードで戦うかと、Forget の消去ルールを味方につけるかを決めておくと入りやすいです。